2006 年 8 月 29 日 23 時 39 分

フォーム: 利用者からサーバへ情報を送る


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WWW が公開されたのは 1991 年である。
初期の WWW は、HTML も HTTP も力不足であった。

HTML 1.0 にはフォームが存在しなかったため、
利用者は、Web サーバが用意した HTML に含まれる
ハイパーリンクを順に辿ることで情報を閲覧した。

現在の Yahoo や Google などを代表とする、
Web サイトを検索するサービスなどは、
初期の WWW では実現できなかったのだ。

その当時は、サーバの文書の目次や検索機能を持つ、
Gopher プロトコルが検索の主流となっていた。

WWW は、1994 年~1995 年にかけて大幅に成長を遂げる。

まず、HTTP 1.0 が提案され、ヘッダの概念が導入された。
ヘッダはプロトコル利用者が柔軟に扱うことができ、
また、テキストだけでなく様々な形式のデータを、
種類を明確化して転送可能となった。

そして、RFC 1866 として HTML 2.0 が公開され、
利用者がデータを送る仕組みであるフォームが追加された。

Apache もこの頃に誕生し、大きなインパクトを与えた。
Apache はこの後爆発的に世界規模で普及し、
最近では Web サーバの代名詞的な存在となっている。

さて、行数稼ぎはこれくらいにしよう。

HTML 2.0 で追加されたフォーム要素は、
利用者が自由に内容を入力できるようにし、
入力結果を Web サーバに送信する機能を持つ。

入力フォームを作成するためのタグは
<form>, <input>, <select>, <textarea> 等だ。
テキストボックスやチェックボックスやボタンなど、
一般的な OS の GUI で利用可能な入力部品である。

HTML の作成は、これらフォーム要素を使うことで、
自由な形式の入力画面を作成することができるのだ。

フォームの部品は、今も昔も変わっていない。
最近の Web サイトでも欠かせない部品の 1 つである。
例えば、mixi では、日記を書くページ等に、
HTML フォームが使われている。

では、明日は、フォームの動作を調べてみよう。



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