2007 年 3 月 2 日 23 時 52 分

web.xml: 配備記述子 #2


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さて、続き続き。

・<context-param> 要素

<context-param> 要素を使うと、
この Web アプリケーションの ServletContext に、
初期化パラメータを引き渡すことができる。

    <context-param>
        <param-name>COPYRIGHT<param-name>
        <param-value>Copyright (C) 1994-2007 hogehoge</param-value>
    </context-param>

この値は ServletContext インスタンスに関連付けられ、
ServletContext#getInitParameter でコードから参照できる。

<servlet> 要素に含まれる <init-param> 要素は、
Servlet インスタンス単位のパラメータだが、
<context-param> 要素は、Web アプリケーション単位である、
ServletContext インスタンス用のパラメータだ。

ServletContext インスタンスは 1 つだけ存在するため、
このコンテキストに登録された
Servlet 全体で共有することが可能となる。

これは、アプリケーション属性(ServletContext の属性)に
よく似ているが、初期化パラメータは読み取り専用であり、
設定できる値は常に文字列だけとなる。

<context-param> 1 つが 1 つの設定となるため、
複数の登録が必要なら、<context-param> をいくつも書く。

・<session-config> 要素

<session-config> 要素を使うと、
セッションに関する設定を調整することができる。
現在定義されているのは、<session-timeout> 要素だけで、
利用者が最後にセッションにアクセスしてから、
何分経過すると自動的に破棄されるかどうかを指定する。

    <session-config>
        <session-timeout>5<session-timeout>
    </session-config>

セッションは便利だが、サイトの利用者が多い場合、
その数はあっという間に増える。

セッションに置くデータを最小限にし、
タイムアウトを短くとることで、
サーバのメモリ効率を高めることができる。



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