2007 年 2 月 22 日 23 時 57 分

Struts 1.x は Servlet である


このアーカイブは同期化されません。 mixi の日記が更新されても、このアーカイブには反映されません。


昨日、思想と機能を理解することが大事であると述べたが、
思想というのはすぐには見えてこないため、
それを理解するのには時間がかかると思われる。
なので、先に Struts の機能を調べながら考えてみよう。

まず、Struts 1.xは、HTTP に特化した Servlet である。
Servlet であるということは、Struts 自身が、
HTTP リクエストを受けて処理するということだ。

言い換えると、開発者が Struts に制御を渡すのではなく、
Struts が開発者に制御を渡すという方法になるのである。

原則として Struts が主導権を握っており、
Struts が必要な処理を行った上で、
あるルールに基づいて開発者のコードを呼び出す。
そのため、実装の役割分担を考える場合、
開発者はその流儀に従って実装をしなければならない。

となると、Struts の機能を考える場合、
Struts を呼び出して何ができるかではなく、
Struts が何をしてくれるのかを考えなければならない。

となると、最初に進めることは、
Servlet コンテナが持つ機能(Servlet API)と、
その上に Struts が追加する処理の流れが、
いったいどのようなものであるかを知ることである。



Copyright (c) 1994-2007 Project Loafer. All rights reserved.