2007 年 2 月 20 日 23 時 57 分

Apache Struts 1.x


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最近、Java を使う機会が非常に多くなっている。
といっても、普通の Java アプリケーションはほとんどなく、
大半が Web アプリケーションである。

Java で開発しておけば、Web サーバの機種への依存を
最小限にして開発ができる上に、
各種フレームワークによる強力なサポートが得られるからだ。

Java のフレームワークは他の言語と比較して圧倒的に多い。
これは、Java の機種非依存性のおかげで、
開発がしやすいのが大きな理由であると考えられる。

Java のソースをコンパイルしたクラスファイルは、
バイナリ形式のファイルなのだが、
このファイルも Java で仕様が決まっているため、
そのまま同じものが各種プラットフォームで利用できる。

そのため、フレームワークをバイナリ形式で配布でき、
利用側はソースからコンパイルすることを強要されず、
簡単に利用することができるのである。

さて、Java で Web アプリケーションを作る場合は、
Java Servlet を実装したクラスを使うことになるのだが、
通常、Java Servlet を 1 から実装することは少なく、
JSP や Struts といった実装を利用することになる。

JSP については以前説明したので割愛する。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=220840353&owner_id=2300658

Struts を使うと、Web アプリケーションに、
MVC 設計モデルを適用する事ができる。

俺は昔からフレームワークを嫌う傾向にあった。
昔は依存するライブラリが多くなると、
その分ソフトウェアの保守が大変だったからだ。
ライブラリ=ブラックボックスいう考えにおいては、
トラブルが生じた際の切り分けが大変だったのである。

しかし、時代は変わってきている。
アプリケーションが複雑化している現在、
1 から全てを作るというのは、非常に時間の無駄である。
まあ、勉強にはなるが、業務としてはあまり適切ではない。

Struts も今まで本格的に使ったことがなかったので、
自身の勉強も兼ねて Struts を題材としてみよう。
今回は Struts 1.x 系の最新リリースである、1.3.5 を使う。

Struts はもうすぐ V2 系が標準となるのだが、
まだ実運用環境に導入するには新しすぎる段階でもあるし、
内部アーキテクチャが大幅に変わるため触れないことにする。



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