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GUI ではネットワークドライブの割り当てしか使えないが、
Windows には SUBST という CUI プログラムが存在し、
これを使えば任意のドライブの任意のディレクトリを
ドライブに割り当てることができる。
これも、MS-DOS の時代からある古いコマンドだ。
例えば、以下のようにすると、自分のユーザプロファイルを
H ドライブに割り当てることができる。
> subst p: "C:\Documents and Settings\alex"
引数なしで SUBST を実行すると、
マッピングされたドライブの一覧が出る。
> subst
P:\: => C:\Documents and Settings\alex
因みに、割り当て済みネットワークドライブ一覧は
net use コマンドで見れる。
> net use
========================================
新しい接続は記憶されます。
ステータス ローカル名 リモート名 ネットワーク名
-------------------------------------------------------------------------------
OK N: \\ironeagle\shared Microsoft Windows Network
コマンドは正常に終了しました。
========================================
/d スイッチで、SUBST したドライブを削除できる。
> subst p: /d
この例の場合、Windows ではユーザプロファイルが、
%USERPROFILE% という環境変数に格納されているので、
わざわざドライブにマッピングするメリットは大きくないが、
シングルユーザが色濃く残っていた MS-DOS では、
パスをマッピングしたドライブを介することで、
ユーザや役割毎に使うデータを切り替えることができた。
また、将来的にディスクを増設する前提として、
現行は subst で仮想的にドライブを割り当てておき、
後日ディスクを投入して実ドライブとする使い方もある。
また、深い階層にあるフォルダにドライブ名を割り当て、
アクセスを簡単にするような運用もありえる。
Windows 2000 や XP では、上記の SUBST や
ネットワークドライブの割り当てで作成したドライブは、
ユーザごとに管理されており、
そのドライブレターは、他のユーザからは見えない。
そのため、慎重なサーバ系アプリケーションが、
何かの不具合が原因で上位のフォルダに損害を与えないように、
自分が取り扱うデータフォルダをドライブにマッピングし、
そのドライブを経由して利用するという使い方がある。
また、パスを決めうちで作成された開発プロジェクトや、
絶対パスでの記述が多い、Web サイトのリンク確認など、
その用途は意外に多いかもしれない。