2006 年 10 月 5 日 23 時 55 分

WWW


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さて、長きに渡って色々と見てきた。
有名どころを取り上げて話をしてきたが、
これは WWW で使われている技術のごく一部に過ぎない。

初期はその存在が明確にあった HTTP も、
今となってはプラットフォームとなり、
TCP や UDP のように目に見えない存在になりつつある。

現在は、Ajax など次世代 Web を担う技術が注目され、
XML や JavaScript 等を駆使した開発スタイルであるが、
2 年後、3 年後にはどうなっているだろうか。

技術的な側面以外にも考えることはある。

利用者として WWW(インターネット)を考えてみよう。
パソコンや携帯電話は、欠かせない存在となってきている。
インターネットはテレビ放送と同じように身近に存在する。
10 年前では考えられなかった環境がここにある。

情報検索サービスとしての機能に始まった WWW だが、
今では個人でも簡単に情報発信ができるようになった。
検索エンジンを使って検索すれば、膨大な情報が手に入る。

昔は無機質なデータが何気なく置いてあっただけだが、
現在の Web サイトには意見があり、主張がある。
mixi や blog などでは個人の存在を感じることができる。

WWW は非常に大きな 1 つの仮想的な社会を形成していると
考えることができるのではないだろうか。

現実世界の個人とは必ずしも一致しないが、
仮想社会にはアイデンティティを持つ個人が存在する。

この社会をどのように利用するか。

個人的な情報発信のため、コミュニケーションのため、
情報社会の時代人として最新情報を仕入れるため、
それとも、単に周りが使っているから?

WWW は時代と共に発展を続けており、留まる事を知らない。
生き物のように成長し、時代によって意味も役割も違う。

俺はこの業界に長くいるが、
現在 WWW がどのような位置づけであり、
どのような利点をもたらしているのか、
どのような役割を果たしているのか、
そして、今後どのような方向に進んで行くのか、
いまだに明確なビジョンを描くことができない。

ううむ、ここまで書いていても訳が分からなくなってきた。

現実社会と仮想社会。

さて、あなたならどう考えるか?



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