2006 年 10 月 16 日 23 時 0 分

ネットワークプレース


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[写真]


シェルの名前空間には、「マイネットワーク」がある。
これも特殊フォルダだ。

確か Windows 2000 以降だったかな。
「ネットワークプレース」の追加という機能が追加され、
ファイルサーバの共有フォルダや FTP サーバ、
HTTP の WEBDAV などのアイコンを登録することができる。

これらのアイコンは、ネットワークプレースと呼ばれ、
好きな名前をつけて登録することができる。
これを使うと、ネットワーク上にある色々なフォルダに、
エクスプローラから簡単にアクセスできるようになるのだ。

マイネットワークの持つ面白いところは、
これらネットワークプレースのアイコンも、
特殊なフォルダとして登録されていることである。

そのため、エクスプローラのツリー階層上にも表示され、
何と、そのままフォルダとして展開することができる。

参考のため、写真を載せておこう。
loafer.jp は、FTP サーバ、
ironeagle.local は、WEBDAV サーバ、
shared は、共有フォルダのアイコンであり、
例では、ironeagle.local を展開している。

これは、エクスプローラの利用者にとっては、
ドライブやフォルダを辿るのと同じような使い方で、
ネットワーク上のフォルダにアクセスできるということだ。

マイネットワークやネットワークプレースは、
ディレクトリのシンボリックリンクのような機能を持つのだ。

残念ながら、これはシェルの持つリンク機能なので、
ファイルシステムにマウントしている訳ではない。
そのため、プログラムはこの恩恵を受けられない。

これは、ネットワークプレースを開いて、
アドレスバーの内容を見ると分かる。
アドレスバーには、ディレクトリのパスではなく、
http://~, ftp://~, \\server\share 等の、
本来のネットワークを示すパスが入っているはずだ。

このように、実際のパスとシェルのフォルダ階層とは
一致しているとは限らないのである。
エクスプローラは、昔のファイルマネージャのような
純粋なファイラーではないということだ。



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