2006 年 4 月 1 日 23 時 56 分

Java と C#


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最近、Java を触る機会が増えた
C# は非常に Java に似ている言語であり、
Java に影響をうけて洗練された言語だ。
また、Java も C# の影響を受けて成長しているのも確かだ。

C# (.Net) も Java も、コンパイラが生成するのは
OS に依存しない中間コードである。
Windows 環境で C# が生成するのは exe のラッパだが、
基本的には内部構造は OS に依存しない中間コードである。

Java も 5.0 で Generics をサポート、
C++ のテンプレートに近い仕組みだ。
C# も 2.0 (Visual Studio 2005) において
Generics を導入している。

また、両者のビルトイン API が持つクラス群も
C# と Java で非常に似通っているのだ。


どうも最近共通する部分が多いなと思っていたのだが、
どうやら、C# と Java が統合された新しいテクノロジが
誕生する事が決まったようである。

.Net Framework の巨大なランタイムのうち、
OS に依存しない部分の API が、
基本的には Java のパッケージや命名規則に変更され、
API 規格内に組み込まれる形になる。

従来の J2EE に代わるテクノロジーは、
「Common Omnipotent Framework For Enterprise Edition」
となる。

中間コードは、Java の規格側が優先され、
.Net Framework の方が、Java に対応して行くこととなる。
現行は、MSIL という中間言語が使われているが、
移行の間は過渡的な措置が取られることになり、
「Microsoft Intermediate Layout Kind」として
一種のバイナリフォーマットとしての位置づけとなる。

Java では標準で使われていた、jar フォーマットは
「Structured Uniformed Gzipped ARchive」という形式になるようである。

言語系としては、Microsoft の方針を生かし、
同じフレームワークを元にして、
多言語で開発ができる体制となる。

Mictosoft が、J++ ⇒ J# ⇒ C# と時間をかけて
やっと JIS 規格となった、C# が、
Java の基幹技術と共に生かせることになるのだ。

Java の発表日が 1995/5/24、
Microsoft J++ が 7/1/2001、
C# は、長き時間を経て 2005/3/22 には JIS 規格となった。
そして今日、2006/4/1 に、歴史的な一歩が刻まれたのだ。

非常に驚きのニュースである。

(4/1 はエイプリルフール)



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