2006 年 11 月 9 日 23 時 54 分

エクスプローラの重ね合わせアイコン


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エクスプローラではファイルやフォルダを
アイコンで視覚的に表示することができる。

エクスプローラのアイコン表示は、
基本となるアイコンと、それに対するエフェクト、
そして、別のアイコンを重ね合わせることで行われている。
エフェクトと重ね合わせは任意選択である。

基本となるアイコンは、ファイルの関連付けで分類される。
通常は、拡張子別にレジストリに登録されているが、
これは自由に変更することができるようになっている。

次にエフェクトだが、これは基本となるアイコンに対して、
何かしらの処理を行い、表示を変える機能である。

例えば、ファイルを選択した際は、
元のアイコンに青っぽい色が付けられるし、
隠しファイルの表示や、ファイルを切り取った際は、
アイコンが擬似的に半透明となる。

最後に、重ね合わせだが、これは基本となるアイコンや、
エフェクトが掛かったアイコンに、
更に別のアイコンを重ね合わせて表示する機能である。

通常は、元のアイコンよりも小さなアイコンが重ねられ、
特殊なアイコンであることを示す用途が多い。
主にショートカットファイル等に使われている。

通常のショートカット (*.lnk) や、
インターネットショートカット (*.url) には、
左下に小さなアイコンが付いているし、
オフラインファイルや、共有フォルダなどにも、
専用のアイコンが重ね合わされている。

ソースコードのバージョン管理に Subversion と
TortoiseSVN のシェル拡張を使っている場合、
リポジトリからチェックアウトしたファイルは、
ステータスを示すアイコンが重ねられているはずだ。

このアイコンの重ね合わせは、
シェルの拡張機能(エクステンション)を作成すれば、
自由に制御できるようになる。

前回のトピックでは、各種リンク機能を扱ったが、
ハードリンクやマウントポイントは、
エクスプローラの表示では通常のファイルと区別が付かない。

そこで、今回は、これらのリンクファイルに対して、
小さなアイコンを重ねて表示する機能を作ってみよう。



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