2006 年 12 月 9 日 23 時 55 分

リモートデスクトップ


このアーカイブは同期化されません。 mixi の日記が更新されても、このアーカイブには反映されません。


最近の Windows にはリモートデスクトップ機能がある。
これは、従来のターミナルサーバの機能を拡張したもので、
遠隔地にあるコンピュータに対話ログオンし、
その画面をそのまま遠隔で操作できるという機能だ。

Windows 2003 サーバは標準でこの機能を持っており、
しかも複数のユーザで同時に利用することができるので、
これを使えば、貧弱なクライアントから、
高性能なサーバのリソースを共用することができる。

この場合、クライアントのメンテナンスは不要であり、
サーバにアプリケーションを入れておけば、
それだけで接続するクライアントから利用可能となる。

利点は、重要なデータを全てサーバ側に置けることだ。
クライアント側は、ただの端末として機能するため、
リモート接続用のプログラム以外には、
データやプログラムなど一切必要ないのである。

最近は、社内にあるサーバにアクセスするために、
リモート接続用サーバを立てて運用しているが、
リモートデスクトップの通信は暗号化されるため、
遠隔の操作や画面のデータは保護される。

営業の場合、外出中に社内のファイルが必要な時があるが、
ノートパソコンにコピーして持ち出したり、
普通のメールにファイルを添付して送ったり、
FTP を使ってアクセスされるよりは、
リモートデスクトップを使ったほうが安全である。
(ただし、パスワードと鍵を適切に管理すればの話だが)

遠隔操作と言う概念は、かなり古くから存在しており、
CUI においては、初期の頃から telnet がある。

GUI はいくつかの実装があるようで、
その歴史についてはあまり知らないのだが、
最近では、Microsoft Remote Desktop(RDP)、
Apple Remote Desktop(ARP)、
そして、GPL の VNC (RFB) が有名どころだろうか。
(最新の ARP は、RFB にも対応したようである)

さて、リモートデスクトップという名前から考えると、
遠隔のコンピュータにログインして、
その画面(デスクトップ)を操作するイメージがあるが、
別に接続対象がデスクトップである必要はない。

グラフィックスを含む長方形の画面上で、
マウスとキーボードを使って操作するものであれば、
別に何でもサーバとなりえるわけである。

例えば、VNC 参加型のゲーム専用サーバ等があっても
それはそれで面白いのかもしれない。



Copyright (c) 1994-2007 Project Loafer. All rights reserved.